ああ、それもそうでしたね。僕もクララさんの遺体を見たときは、思わず腰を抜かしてしまいましたし。
そも全然人のことは言えないのに。失礼しました。
[ペーターの意識下の違和感には気付かないものの。ここは無理に押したらまずいと判断して、あっさりと引く。]
ペーターさんが霊能者だと言われたものですから。つい人狼騒動について、僕よりも詳しく知っている気がしてしまったのです。
それにペーターさんにとってもクララさんは幼馴染。大変失礼なことを言って申し訳ありません。
[最後の言葉は、心からの謝罪だった。
なるほど、確かにあんな無神経なこと言われたら不愉快だろうなと。というか、自分が言われたら確実に切れている。]