[大過ないとは見ていたが、立ち上がる公子の姿に笑み浮かべる。傷への言及にも、嬉々として頷いた。>>192] ですが、あなたが先です。 そこは譲りません。[自分が、手加減なしで刃を向けたのだ。浅いはずがない。公子だから切った。公子だったから斬らずに済んだ。このひとが持つ、あらゆる意味での強さに自分は惹かれている。]