― 翌朝/軍議にて ―
[様々な想いを孕んだ夜を超え、再び陽が大地を照らした]
どちらもだいぶ削られたね…。
統合して、再編成しよう。
[昨夜のうちに纏められた被害報告と残存兵数を確認する]
[オクタヴィアスが率いてきた兵は、騎兵を歩兵に転化したのもあり、騎兵数が大幅に減っている。
ただ、被害と言う意味合いで多かったのは歩兵の方だ。
矢雨に曝され、火計まで用いられたのだから無理もない。
更に砦に50ほど残してきたため、その分実働数が減っている。
解放軍が砦を再度確保しに来るとは思えないが、砦を空にするという選択は出来なかった。
万一の外からの防衛、連絡役のためである。
砦に残してきた負傷者や馬の対処もあるため、彼らは砦から動くことは出来まい]
[その代わり、騎兵と弓兵の損害数は比較的抑えられた。
この傾向はどうやらクレステッドが率いていた兵にも通ずるらしい]