強きもの、自らの道選びし者たちの手によって侵略者の根源は削られていく。最後の果実が破壊されたその時、長い断末魔が世界に響き渡った。耳には聞こえない無念の声、呪詛や恨み、妬み。そういったものが世界に反響する。巨木は動きを止め、枝や根の先から萎びて縮んでいった。枯れた先からほろほろと崩れ、煌めく結晶に姿を変えていく。それは紫ではなく、明るい橙色をしていた。強き心を持ち、世界を改変しうる可能性持つものたち、彼らの意志が侵略者を上回った分、世界の種が生み出される。