― 巡洋艦ヴァイスメーヴェ:操舵室 ―
それなら良かった。
僕、タクマさんと一緒にゲオルグおじさんに殴られるっていう約束したしね。
………ヴィクトリアさんも一緒に、行く?
[>>182「心配すんな」と言い切ってくれる彼女の言葉は、ウェルシュに勇気を与える。自分よりもずっとずっと男らしい彼女が、とても頼もしく見える。
ウェルシュは軽く微笑んで、タクマと約束した些細な出来事を、冗談交じりに言う。
ウェルシュは知らないことだが、>>91 先程の話を聞いた彼女からしたら、「男って殴ることしか考えないのか…」と思われたかもしれない。]