前に――、
[はっ、と息を呑み、目を見開く。>>200
やがて、ゆるゆると首を横に振り]
そうか……その人達の思いを乗せて、マリーは前に進むんだ。
なら、僕も……しっかりしなきゃ。
[少し、照れくさそうにマリエッタを見つめ返す。
そうやって、マリエッタに色々と教えられてきたことは、少なくない。
短剣は向けたまま、背伸びするように居住まいをただし]
マリーが前に進み続けるしかないっていうなら、
僕は止める……氷竜軍の一員として。
僕の思いだけじゃなくて、
仲間の思い、倒れていった人達の分まで背負っていってやる。