……?なに?
[部屋の一角をがさがさと探るのを、不思議そうに眺め。
やがて白刃がその煌きを現せば、驚いたように瞬いた。]
やる、って。
これ、俺が貰っていいのか?
[ジェフロイが手入れをしていたのを何度か見た。
その時は、余程思い入れのあるものなのだろうとか、几帳面だなと思うばかりであったが。
普段は遠目で見ていただけのその剣を手渡されたなら、ずしりとした重みが腕に伝わった。
寝台の端から飛び降りて確かめてみる。構えてみる。
丁度良いだろうとのジェフロイの予測どおり、身の丈に合った長さであるようだ。]