―宿屋―
[宿屋にたどり着くと、ひよこ柄のエプロンを身に着けたシモン>>164が出迎える。
そのあいまいな様子にどう触れていいものか分からず、男もまたあいまいな笑みで会釈を返した。
そして――]
…………っ
[かぁんと頭の奥が疼き、痛みを発する。頭蓋の中を何かが這い回るような痛みに、吐き気すら覚えるほど。
談話室に誘われたが体調が優れないからとその場を辞し]
……済みません。
柳の皮を煎じた汁か、なければローズマリーのお茶を頂けないでしょうか。
[鎮痛剤を所望して、3階の空き部屋へと上っていく]