人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


魔将 シメオン

― セミヨン川南岸 ―

[狂気の色増す橋近くの戦場を、ついと離れて揺らぐ光がある。
良く見れば人の形を成す、不気味な青の光だ。
もしも敏い者が目にして手を触れれば、彼はたちまち青褪めた死に至るだろう。或いは更に敏きものが聖なるものを振りかければ、幽鬼自体が滅び去る。その程度の儚いもの。

だがその幽鬼も、自ら人に手出しすることはない。
ただふわりふわりと漂って、馬上の金>>187をみとめれば、黙って虚空に僅か漂う様子であった*]

(202) 2017/01/29(Sun) 00:08:06

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