マルメロの蜂蜜漬けな、レジーナさんから宿屋に代々伝わる自慢のレシピを教わって俺が作った。尤も戦場で出会った仲間が聞いたら、”お前が蜂蜜漬けぇ?”と驚かれるだろうけどな。
[少しだけ遠くを見る視線になるが、すぐ笑みを浮かべる。]
いいな。ジムゾンが淹れてくれたお茶は美味しいから。俺も楽しみにしている。近いうちに、またよらせて貰うよ。
[すぐ辞する自分に残念そうにしているように見えるジムゾンが口にした、”また”の続きのような台詞を口にした。ゆっくりする時間がなくて惜しいと思っているのは自分も同じだから。]