(まあ、今は護りたい、だけだけど。増えるとも限らないからな……。)『……クスクス。』[雪雫は、教えました。彼の運命を。時計草と薊、どちらになるのかと。赤と青の眼を細めながら白い髪の雪雫は嗤います。その顔は――輝音にそっくりでした。*]