船長。[ 作戦地点である繭に近づく間に、コンラートは真顔でダーフィトに声をかけた ]俺は、あの子がまだ生きていると信じている。[ あの子、というのがマレンマを指すとはダーフィトにも伝わっただろう ]だから、お前をぶん殴るのは、天使との決着がついた後だ。[ そこまでなら、我慢する、と、言わんばかりに告げたのは、だからそれまでは互いに生きるのだという決意の現れでもあった* ]