属国とはいえ、俺は一国の王様だからさぁ。
俺が死ぬと、連邦としては面子を潰されることになりかねないんだよねぇ。
そうなると……色々面倒になりそうでしょ?
[そう考えるに至った理由は、軍議で聞いたナネッテの弁>>0:153にある。王国側に比べれば連邦は名誉よりも実利を取る性格だが、それでも名誉を傷つけられればいい気はしないだろう。]
あとねぇ…
俺さぁ、言われたんだぁ。
“敵を倒すよりも自分を守れ”──って、さ。
[あの時を思い出して、男は口の端に笑みを滲ませた。
それは友人であり先生であるローランドからのアドバイス>>1:32だ。]