人狼物語−薔薇の下国

329 絶海島奇譚


ダーフィト

—カフェ跡—

[辿り着いたカフェの名残は荒廃の度合いがコテージよりも薄い。
それでも潮に晒される環境では建築物の痛みが目立つ。
辺りは夕暮れを越して、誰彼分からぬ昏さ。

太陽が沈み切る前に探索を終えたいものだと、
急ぎ足に近づくと、停まっていた何かが羽をばたつかせて飛び立った。
音の大きさに気づいた何者かが向けるライトが白く目を焼いた。>>197]

 うわっ、まぶし……!
 ——おーい、誰さん?

[手の甲で目を覆い、指の間から目を細めてシルエットに声をかけた。]

(201) 2015/04/26(Sun) 00:37:59

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