人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


野茨公 ギィ


  ―――…。


[聖将の右手が床を叩く。
膨大な力が爆発する気配に、城主は腕を差し上げた。

周囲より伸び来たった野茨の蔓がまるく籠を編む。
守りの形に展開する茨は、城主と弟を包み、
もう一人をも飲み込もうとした。]


 おいで。森の仔。
 君は、そちらにいるべきものではない。

[落ちゆくアデルへと、茨が伸びる。]

(201) 2014/02/20(Thu) 22:19:58

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