あれが神官長の言ってた―― って、アイリ!![巨大な尾が、強固なはずのアイリの盾を貫いた。 更にその奥、防御を固めているとはいえその体を、強く打ち付けるのが見えて。 彼が癒しの力持つことを知りつつも、たまらず後を追うように走り出す] やっぱ無茶だろ、一人は……![焦りつつも手にした欠片向け念を込めるが。 立方体は熱を帯びつつも、未だ小さな結晶のまま。 やむを得ず棍棒の方を握り締め、大蛇の尾の辺りへ向かう*]