―現在― …よかった …アルフ、が、いる…[ 夢と現実が混同していたのだろうか 額から溢れる血に少し顔を顰めた後 アルフレッドの顔を見て安心したように ふっと微笑んで再び目を閉じた 気絶すると、躯の裡を絶え間なく流れる 癒しの力が消えてしまうのが難点だが 吹き飛ばされる勢いはアルフレッドが 多少なりとも削いでくれたから 顔色は悪くない。 目覚める時も近いだろう **]