人狼物語−薔薇の下国

357 Cross×World


疾風の御魂 九神 星司 シュテルン

これ……。

[煌きは集い、手の上で綺麗な正八面体の結晶を作り出す。
ぐ、と握りしめると、さっきまではおぼろげにしか感じられなかったもの──風の力が、はっきりと伝わって来た。
それと共に、どこか、遠い所から静かな声がひとつ、響く]

『……翳りを吹き散らして、未来さきへ続く道を拓いて……』

……っ!?

[周囲で歌う声とは違う、コエ。
それは、少年の内にのみ響いて、消える。
願うような祈るようなそれが何かははっきりとはわからない──けれど。
大事な事を言われた、というのは、認識できた]

(201) 2015/07/16(Thu) 09:49:37

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