人狼物語−薔薇の下国

178 薄暮の海―CLASSIFIED MISSION―


工作特務少尉 カーク

[思わず息を呑んだのには下らない理由が二つほどある。
ひとつは祖父が飛行機の類いを何でか目の敵していて、それを聞いて育った部分があるから。

もうひとつは………。

 ──俺の幼ない初恋の女の子が矢印を向けた先が、航空兵の息子だったという事。


つまりアレだ、刷り込みから来る毛嫌いであり、完全なる幼ない頃の私怨ってヤツだ]

 顔、合わせねぇといいなぁ。

[ボソリと願う様に呟いて、俺は上司の持ち場へと向かった**]

(201) 2014/04/17(Thu) 18:54:13

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