[道中、窓があれば広がる空と雲を見た。初陣で緊張していたところに幼馴染みに言われた言葉>>107を思い出して自嘲の混じった笑みが浮かぶ。]―…俺は、[随分とお前とは遠くなってしまった。何故不意に昔の事を思い出したのだろう。虫の知らせめいたその意味には未だ気付かないまま。――束の間思い出すのは、幸せを間近に感じられたあの日。]