―○月△日1400・帝国領の片田舎―
[のどかな彩りの田園風景が広がる片田舎を馬車がとことこと進んでいく。
日差しをよける為、目深の麦藁帽子をかぶった御者が手綱をひいて道を右へと進路を変える。
先に見えるのは広がる茶畑とその奥の大きな屋敷
荷台に詰まれたわらの山の一角がかすかに動くのを見るのは鳥くらいなものだろうか
のどかで綺麗な光景と少しだけ心が和む]
『あっさり入れたものだな』
『それだけ、あいつが手引きをうまくやってくれたおかげだ。まだ本格的に戦争がはじまってないせいなのもあるだろうな』
[隊長達の会話を聞こえ、今回の作戦のことを思い出す]