[さて、話は変わって。 現実世界に戻ったら、何をしたいか。それに対する彼女の答えが示された。 どうやら白枝は、やりたいことがある程度決まっていたようで>>188>>189]小学校の先生を目指すのね。――あなたなら、きっとできるわ。あなたのその望みが、叶うといいわね。そのためにも、私にできることがあったら協力するから。[彼女が試練に挑むに至るまでの事情は、詳しく知らない。 けれど、自分がやりたいことを見つけた彼女が、うらやましく思えた。]*