[だから今でもわからない――…
どうしてこんなに、あなたが大切なのか。
“サーラ”とあなたの唇が名を紡ぐだけで、
心から“幸せ”だと感じたのか。
あなたの手に触れてもらうだけで、抱きしめて貰うだけで。
こんなに胸が苦しくなるのか。泣きたくなるほど嬉しいのか。
あなたの笑顔を、つかの間の“幸せそう”な様子を、
どうしてこんなに――…“愛おしい”と感じてしまうのか。
心から―…あなたを“守りたい”と願わずにいられないのか。
それが恋なのか、それとももっと深い”何か”なのか。
分からないまま、それでも――… ]