人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


共和国大使 カナン


 聡明な貴女には、わかっているはず。
 あるいは、もう始めているのかもしれない。
 
 おれも…待てないとはいいません。 貴女がほしい。


 ですから──期限を切りましょう。


[いつまでに答えを貰えますか、といまだ離さぬ指先に、わずかに力をこめた。

国の柱を担う姫を親しくシルキーと呼び、その手に接吻けたカナンは、持ち前の強さを、事態に対する主導的立場を取り戻しつつある。
口調にも、それが出た。

恋い焦がれることを隠さない視線はいまだシルキーの上をひたと離れず、動悸は全身に熱い血潮を送り続ける。]

(200) 2015/03/14(Sat) 23:05:16

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