「生きてるうちに遺言は残しておかないとねえ? 頼むからさ、私が噛まれたら対抗を吊っておくれよ」[…は静かに告げた。]「正直、私は信用なんかじゃあのお医者にゃ敵いやしないさ。だけど、アイツが偽物ってのが私の中じゃ確固たる事実なんだよ。だから頼む……私が居なくなってアイツがまだ生きてるなら、人外として吊ってほしい。灰同士の信用勝負、なんてきついことになるのは申し訳ないんだけどさ……」