[ たとえもう、"あなた”がかつての、”わたし”の知る”あなた”では、なかったとしても。その手が、どれほどの血と残酷さに、まみれていようとも。それでも―――…大切さが、変わるはずなどなくて。他の誰かに、“あなた”を殺されたくないと思ってしまった。“わたし”のこの手で“あなた”を――…と。願わずにはいられなかった。]