[子供は泣き腫らした目を擦っていた。
彼女たち>>175>>161にとびきりの笑顔を向けていた。
ぼくは生きとし生けるものが好きだった。
奴隷の身分だったけど、それでも日々強く生きる人間が好きだった。
みんなみんな必死に、力強く生きていく生き様を見るのが好きだった。
だけどぼくは、それを奪い去る側の者だった。
それがどうしても哀しかった。
苦しかった。辛かった。
これでやっと解放される。
自分勝手なことに巻き込んでごめんね。]
ごめんなさい、ありがとう
[最後にそれだけ残すと、涙を湛えたままふわりと*消えた。*]