(これ以上魂を贄には出来ない。 となれば、少しでも敵を鈍らせれば…)[懐から取り出すのは親指大もある黒紅の結晶。王子へと託した結晶の対] …王よ、この国を護りたまえ。[右手でそれを持ち、前方へと掲げた]