……リォウリー、合わせろ。[短い呼びかけに海龍はきゅう、と鳴く。それを聞きつつ、自身は先ほどから周辺に張り巡らせていた結界に意識を向けた] 形は変えずに……そのまま、包み込め![元々、力の流出を抑えるために編んだ結界。範囲を絞って巨蛇だけを包み込めば恐らく相手の求める形になるだろう、と。そんな判断の下、ひとつ、咆哮響かせて。今手繰れる神気の全てをそこに叩き込む。*]