[少女が嫁ぐ事が許されるように出来たら、立候補させて欲しい。その意味を解した途端、頬に熱が集まった。心臓の高鳴りに先程までとは違った意味で眩暈がするよう。]……わ、私で、よろしいのですか?[震える唇で、何とか言葉を紡いだ。それは声量も消え入りそうなもので、再度伺いを立てる内容となってしまったが。]