俺のことは気にするな。 所詮、ただの傭兵だ。 正規兵が相手にする身分じゃないし、傭兵連中に報酬を出す雇い主でもない。 だからお前らの向かう先は、あそこだ![チャールズの身体から手を離すと、右手に持つ剣先を南に向けて。手出し無用との言葉を傭兵の流儀で重ねて告げて、チャールズとは反対に一兵でも多くオクタヴィアスの元へ送り出そうとの願いも込めて]