……く。[間違ってなかった。当たってた。彼は、自分を知ってる。あかい色の向こう側の自分の事を。だから、撃たないんだろうか。そんな考えが過った矢先、機体の傍を掠めるように銃弾が飛んだ] …………。[ぐ、と唇を噛んで、そのまま噛み破る。血の味が広がって、それが意識を揺さぶって]