人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


技工の天使 オズワルド

[人の世で言葉で言うなら、初夜という行為か。
一度区切りが付いて、しばらく焦点の合わない視線を
ジェフロイに向けていた。

完全に余韻に浸る、堕ちきった表情と肢体は
堅物で仏頂面のあの技工天使の姿など、欠片も思い起こさせない。]


……嬉しい。


[しばらくして、身体の熱が少しばかり落ち着いた頃、
左側の耳に付けた加護の耳飾りが外された。>>194
耳朶に掛かる息に僅か身を震わせて。

最早加護など存在する意味を持たない。
在るのは、装飾のみ。なら拘って身に付ける必要も無い。

存在の意味を与えてくれる印を、虚無では無く
歓喜の相で受け入れ、主となったジェフロイの胸に頭を寄せた。]

(199) 2018/03/26(Mon) 08:08:39

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