さぁさお立ち会い!
ここにいるは一人のピエロ
その名をペテン師アルレッキーノ
悪戯大好きアルレッキーノ ある日悪戯考えた
側にいるのは着飾った 怖い顔した女門番
門番いろはを教わった ドレス姿の先輩の
その珍しさに アルレッキーノ
悪戯仕掛けよ考えた
[そう言いながらトリアイナを下段に構えて―――。
ドレスの裾を捲り上げた。]
いつもと違う身姿の 慌てる同僚見るために
ドレスの裾をめくりあげた――――
[悪びれた様子を全く見せずに数歩後退。
詫びではないが、追いかけられたらある程度逃げてから捕まる算段。
「攻撃」するだけでいいなら手合わせの形をとればよかったのだが、敢えてそれを取らなかったのは大道芸人魂とかいう、非常に迷惑極まりないもののせいである。]