― 調理場裏 ―…ありがとうございます。[剣をしまうノトカーへ>>95 頭を下げて礼を言う。 ただ、表情はほっとした、というよりもいっそう複雑だった。 くぅん、と懐くそぶりの犬>>131を撫でながら、声を潜める。]───その勘、間違いではない、…と思います。 この犬はきっとせんせ … シロウ・ファーイーストの飼い犬か、 同じ文化圏の人間が関わるものでしょう。 この布に似たようなものをいつも使っていたので…。[視線が、犬の首に巻かれた風呂敷へと向いた。]