人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


気儘な猫 カレル

[彼の足許に跪いた侭に、彼の両手を、各々の手で掬い上げるよう繋ぎ、彼の目を真っ向から見詰める。それは何時も、何に対しても、然したる今日を見せない彼の生徒が始めて見せる真剣な眼差しだったかもしれない]

ねぇ、先生。必要ならどんな些細な事でも良い、俺に命令してくれ。
俺を指揮して、思う侭に使え。
俺は先生の、手となり、足となり、剣となり、盾となる、先生の駒になりたい。

何が起きても絶対に考える事を放棄するな、どんな汚い手を使ってでも生き延びろ。

…俺は貴方の為になら死んだって構わない。

(199) 2013/10/02(Wed) 06:20:42

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