[二度目の時には…ホルスターの中の、瞳と同じ空色の石の嵌った短剣で>>0:46兄の心臓を刺し貫いた瞬間には。確かに、愛情と憎しみ…そして言葉にできないほどの、怒りと哀しみがあったのに。この船とは違って、隔離法などなかったル・ウルタールでは、“狼の呪い”にかかれば、殺すしか術がなかったから。兄に、これ以上誰かを殺させない為に、自分が、殺すしかなかった…。]