人狼物語−薔薇の下国

355 グロリアス・マギカ・グラマーティオ-スブ・ロサII


あかねさす ツヴィンガー

『そりゃあ、記憶とか新しい魔法とか。』

 ……ジェムで得る新しい魔法って話か。
 ん? それは合格したらの話―――

[楠の言葉が途切れた。卓上に無造作に置かれたヘルメット。男の持ち物としては派手過ぎる色とスプレーでペインティングされた物を見忘れる筈がなかった。]

……これは、刈屋か。あいつ、まだ使ってるのな。

[2年前、いや3年前の事件。
 公私混ざった目的で彼の勤め先に赴いたのは6(10x1)ヶ月前だったか。]

『知り合いかね?』

仕事上の付き良いさ。

[重要参考人と警察官。
 バーテンダーと客。

 フリードはじと契約主を見上げ、重たい口を開く。]

(199) 2015/07/11(Sat) 22:16:31

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