人狼物語−薔薇の下国

340 下克上の服従試験


猫目 コンスタンツェ

[不機嫌そうに歪む顔。

怒られる、と思った。嫌われる、とも。
案の定「触るな」などと言われて、泣きそうな顔をキュッと引き結んだけれど。
それでも抱きしめたくなる衝動のままに、暫く肩を掻き抱いていただろう。

息も途切れ途切れの相手に気づけばそっと身体を話して、不甲斐なさそうに首を垂れる相手の頬に片手を添えた。]

 いいよ。

[ここ最近、無愛想であった顔がようやく笑う。少し躊躇いがちな笑みではあるけれど。
昔に見た子供に向けていたものと、同じ顔。]

(199) 2015/06/05(Fri) 00:48:07

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