『(おぅ、そういうあんさんはスンスケの契約者やな。
初めましてや、ワイは久遠。久しく遠いって書いて久遠な。
ウチの姉貴が世話んなった……や、これからも世話んなります、かね)』
[詳細は省いたが、少女の弟である事をさらっと明かし。]
『(……そ、か。
まぁ、そう来るだろうとは思っとったわ。)』
[>>190鴉と小悪魔を交互に見やる少年へ、小さく頷く。]
[これまで、あれだけ近くに居たにも関わらず、それらしい片鱗は見せていなかった。
ならば、つまり、この少年の持つ恩恵とは、試練の間に現れるものではなく、]
『(継承、か。)』