グルルルルルルル………!!![もはや娘は獣の唸り声しか発していなかった。 彼の両腕を抑え、喉笛こそ噛み損ねたものの 肩から鎖骨にかけて牙を立ててそのまま 喰らい付き噛み砕いた。 肌が裂け血が滲み、 それが甘露となり娘の喉を潤していく。 そのまま骨に噛り付いたのも意に介さずに ブチリ、と肉ごと口元を引き上げた。 べろりと口元を舐める獣の舌は 相手の頬に唾液を落としたかもしれない。 ただ、相手の顔を見たなら一度]