―その後:シェイとの遭遇―[怯えたような様子の少年に、女主人は構わない。 誰かの望みを叶えれば、また場所を移すだけ。この村には、割と長居をしたけれど。そうして女主人のような存在は、またかく語りつがれるのだろう]あら。勘の良い子だから気付いていたと思っていたけれど。――…私は人に紛れた人ではないものよ? 呼ばれ方は色々あるけど。ユーリエ。それのみが本来にして本質。[ねえ、と小さく語りかける] 自由になりたい?