それは、……![それは、そのとおりだけど。食欲と本能を剥き出しにした答え>>195を否定しようとして、言葉に詰まる。そりゃあそうだ。つめたい栄養剤なんかよりも、実際に体内を通った温かい血の方が美味しいに決まっている。けれど。]でも、あなたに危ない目にあってほしくない、[半泣きで応じた。目の前の兎のちからがとても強いことは、身をもって知っていたから。しかし、激しい動きに割って入ることは出来ず。少女は座り込んで事態が進むのを見守るしかない。一体どうしたら。少女は途方に暮れた。]