― 魔王城・大広間 ―
[外からでも賑やかで喧しかったが、中に入れば余計に音が響く。
人が倒れている>>184という騒ぎも気にしないような宴だ。鎖に繋がれ見世物のようにされているもの、笑顔の内側に謀の香り漂わせるもの。
豪奢であり雑多であり退廃的ながら一つのまとまりと見えるのは、欲という形がそうさせるのだろうか
それを取りまとめるのが黒と金に装った半人半獅子であるこの城の主>>141
特別な呼び立てなどない現状、本当にただ宴を開いているだけなのだろうか。傍らのシュテルンに何か変わったことでも気づいたか確認するように視線を向けた**]