ペーター、何かを怖がることを気にする必要はないと思う。誰にだって……そう、俺にもそんな気持ちはあるしな。[苦笑いを浮かべる少年>>188に、敢えて視線を向けずにぽつりと呟く。]だが怖いという感情を忘れてしまった人間は、ある意味始末に負えない。怖いと思うが故に、人は自分の行動に歯止めをかけることができるのだから。[自分とは違い、戦場を経験していないペーターには、この言葉だけでは伝えんとする意味が完全に伝わるか疑問だったけれど、感情を交えず淡々と告げる。]