まぁ、直ぐにぶっ潰せるかって言ったら無理が有るわけだし、時間を掛けてジワジワとしながら、やり易い様に動いてるからな。
[はっ、と笑いながら紫煙を吐き出せば、本当に愉しそうにそれを話す。]
俺は恋人を作ろうとは思ってないし、奴と結婚するなんて嫌だから、お見合いを妨害してる隙に逃げてしまえば良いってな。
勿論、タダで逃げたらどうなるか位は分かってるさ。
それを考えて『逃げる』。
[煙草の灰が落ちそうになってくれば、ポケットから携帯灰皿を取り出し、その中に灰を落とし煙を吸う。]
ま、本来なら恋人や伴侶を作って抜け出すのが一番楽なんだが、俺にはそれも出来そうにねぇからな。
もし、他の奴らも相手が見つからなきゃ便乗しても良い。
ただ、リスクはあるから、俺はパートナーを作る方を勧めるね。
[はーっと大きな煙を吐いた後、煙草の火を消した。]