[女主人が女性陣に酒を注いでいくのを見届ければ、そっと近づいて]あの、ユーリエさん。おいしい料理をこんなにありがとうございます。あの、それで…お聞きしたいことがあるのですが…。[招待状に書いてあることが真実かどうか、早めに確認しておこうと思った。だって、おいしいご飯が選んで食べれるし、毎日ビクビクしながら主様のご機嫌を取らなくていいし、両親の元にも帰れるし、ニコラスさんとも一緒に旅ができるかもしれない。 ―――”自由”になれたら]