[ 神代の封なれば、人の手に余る、とは、欠片も考えぬ公子は、この場に手を貸した者...そして、地の乱れに直接関わる者としての立場で、そう口にした。
先に守り人自身が、この地の停滞に不満を吐いていたのを耳にしたせいでもあったが ]
タンツェ、奉り、封じれば、と言ったのは、お前だったな...その手は使えるのではないかと、俺は思っている。
封じたものを、正しく祀り、生気と精気を巡らせることによって、封を強めることがな。
[ 地の神徒との戦いの最中、娘が口にした事>>2:80を耳に止めた時から、その方策を意識の底で考え続けていたのだと、その言葉から知れたろう ]
お前達が人の世には関われぬなら、俺がその橋渡しとなってもいい。
今すぐに結論を出せとも言わん...俺は、只人よりは長く生きる筈だからな、手を借りる気になったらそう言え。