[副長が手榴弾に手を伸ばして階下に落ちるのを阻止し、それを身体の下に抱え込むのを呆然と眺めていた。起爆した手榴弾が爆発する音が聞こえ、副長の身体が震える。]……ふ、 副長…![堪らずに彼に近付く。足が痛むのも気にならなかった。彼に触れる事が叶えば、肩を揺すって呼びかける。]副長…っ!!