― 厨房 ―
[雪の聖霊と名乗った以上、リーザは今でも自分をそうだと信じている。
後数年は、見え透いた矛盾も続けられるだろうな、なんて考えながら厨房の扉を開く]
おはよう、レジーナ。
…カタリナも。 二人とも久し振りだな。
[厨房の中では、丁度温かい飲み物や食事を用意する、女手の姿が。
こちらも久々に会うカタリナがいるのは、計算外だが。
なでなで、とみにぺた君の腕でリーザの頭を撫でてやれば、つまりは此処に持ってくる事にした、という意思表示に繋がるだろうか。
少し久し振りだから、二人に向ける視線が、若干泳いでいる]